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放課後デイサービスを8年使って感じたこと|自閉症の子を持つ母のリアルな体験談

ひなたの体験談
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自閉症の息子が放課後デイサービスを利用し始めたのは、小学1年生のころでした。

あれからもう8年。今もまだ通い続けていますが、「あのとき利用し始めて本当に良かった」と心から思っています。

でも最初は、「どんな施設なの?」「うちの子に合うかな?」と不安でいっぱいでした。

この記事では、8年間利用し続けてわかった「良かったこと」と「大変だったこと」を、ありのままにお伝えします。

📌 この記事でわかること

  • 放課後デイサービスがどんな場所か
  • 8年利用して感じた「本当に良かったこと」
  • 正直なデメリット・大変だったこと
  • これから利用を検討している方へのアドバイス

放課後デイサービスとは

放課後デイサービスとは、障害のある子どもが学校の放課後や長期休暇に通える福祉サービスです。

6〜18歳が対象で、利用するには受給者証の取得が必要です。施設によって内容はさまざまで、勉強・運動・創作活動・社会性トレーニングなど、それぞれ特色があります。

費用は収入によって異なりますが、1割負担が基本。多くの家庭が月額4,600円の上限額内に収まります。

8年通い続けて「本当に良かった」と感じる3つのこと

✅ 8年通い続けて感じた「良かったこと」

  • 学校以外の「居場所」ができた
  • 社会性・コミュニケーション能力が育った
  • 専門的な支援を継続して受けられた

①学校以外の「居場所」ができた

息子は自閉症のため、学校では集団になじむことが難しい場面がありました。でもデイサービスでは、スタッフが個性を理解してくれているので、「ここにいていい」という安心感を持てたようです。

自宅・学校・デイサービス。この3つが、息子の生活の柱になっています。自宅は家族と過ごす場所、学校は学ぶ場所、そしてデイサービスは「第3の場所」として、どちらでもない自分でいられる安心できる居場所です。

学校から帰ってきてデイに行く日は、表情が違います。「今日は何する?」と楽しみにしている様子を見るたびに、「通わせて良かった」と実感しました。

今では、家にいる時間よりもデイサービスにいる時間のほうが長いかもしれないというくらい、なくてはならない場所になっています。

②社会性・コミュニケーション能力が育った

自閉症の息子にとって、同世代の子どもとの関わり方は大きな課題でした。デイサービスでは少人数なので、「待つ」「順番を守る」「自分の気持ちを伝える」といった練習を、安全な環境で積み重ねることができました。

時間の管理も大きく変わりました。最初は活動が終わっても次に何をすればいいかわからず、なかなか動き出せませんでした。それが今では、自分で時計を見て、次の行動に切り替えられるようになりました

「助けを求める力」も育ちました。困ったことがあっても黙ってしまいがちだった息子が、今は「手伝ってほしい」「わからない」と言葉で伝えられるようになりました。これは社会に出てからも絶対に必要な力で、安心できる環境の中で少しずつ育てていただいたのだと思っています。

印象深いのは、職員さんとの距離感の変化です。通い始めた頃は、好きなスタッフに腕を組んでしまうほど近づいてしまうこともありました。「どのくらいの距離が適切なのか」がまだわかっていなかったのです。

それが8年経った今、やっと自分でその距離感をつかめるようになってきました。

社会性というのは、こうやって少しずつ、積み重ねて育つものなのだと実感しています。

今では、デイサービスで小さい子の面倒を自分から見てあげるようになりました。かつては自分のことで精一杯だった息子が、年下の子に声をかけてあげている姿を見たとき、本当に胸が熱くなりました。

8年経った今も通い続けていますが、昔と比べるとコミュニケーションが格段に上手になったと実感しています。全部がデイのおかげとは言えませんが、確実に力になっていると思います。

③専門的な支援を継続して受けられた

デイサービスのスタッフは、障害のある子どもへの支援に特化しています。「この子はこういうとき不安になる」「こういう声かけが合っている」など、長期的に見守り続けてくれる専門家の存在は、親にとっても大きな支えになります。

学校との情報共有もしてくれる施設が多く、「家・学校・デイ」の連携ができると、子どもの状態をより細かく把握できます。

また、家で料理の手伝いをさせていたことが、デイサービスでのお昼作りやおやつ作りに生きているようで、「包丁の使い方が上手」「手際がいい」と職員に褒められることが多いと聞きました。褒められる経験の積み重ねが、「自分はできる」という自信につながっているようです。家での小さな積み重ねが、デイサービスでの自信になる——そのことに気づいてから、家での手伝いをより大切にするようになりました。

長く通うほど、子どもはその施設の「ベテラン」になっていきます。うちの息子は今、施設のルールや流れを職員よりも詳しく知っていて、新しい子や新人スタッフに教えてあげることもあるそうです。誰かに頼られる経験が、自己肯定感を育てることにもつながっていると感じます。

正直に伝える「大変だったこと」

良いことばかりではありません。8年間で感じた一番の課題は、スタッフの入れ替わりの多さです。

せっかく息子のことをよく理解してくれたスタッフが辞めてしまうと、また一から関係を築き直すことになります。息子は変化に弱いタイプなので、担当が変わるたびに情緒が不安定になることがありました。

業界全体の課題でもありますが、「スタッフが定着しているか」は施設選びの大事なポイントだと感じています。

これから探す方へ:施設選びで見ておきたいこと

💡 施設選びのポイント

  • スタッフの定着率・雰囲気を見学時に確認する
  • 子どもの特性に合った活動内容かどうか
  • 学校や家庭との連携体制があるか
  • 送迎対応の有無と範囲
  • 複数施設を見学して比較してみる

まず1か所だけで決めず、できれば2〜3施設を見学することをおすすめします。同じ「放課後デイサービス」でも、雰囲気・支援の方針・利用者層はまったく違います。

「うちの子が楽しそうにしているか」を一番の基準にすると、良い施設に出会いやすいと思います。

次回は、実際に施設を探すときの具体的な手順受給者証の申請方法についてご紹介します。

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